墓地へようこそ
父親の葬儀が終わって2週間が経ってから、お墓を購入する準備に入りました。
身内の不幸があっても次から次へと法事の準備をしなくてはならないのは大変だけど、悲しみを乗り越えるのに必要なことかもしれないと思います。
父親の兄弟のプレッシャーもあり、「四十九日までにはお墓を決めておかないといけない」という義務感で、喪失感で落ち込んでいられるのはほんの僅かな時間でした。まず家族で話し合ったのは、お墓の場所でした。父親が長男ではないので新たに購入しなければならず、またお墓のことなど考えたこともなく、一から話し合いです。
家から離れた郊外に購入するか、また車を使わずに通える範囲で購入するのか。
私たちは、父親の知らない土地にお墓を建ててしまうのは可哀想だということと、頻繁にお墓参りに行けるよう、家の近所の霊園を購入することに決定しました。
早速霊園に行き、霊園の中で良い場所をその日のうちに仮決定しました。
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霊園内の同じ列でも、中央と端で金額が違うし、西向きか東向きかでも変わるのです。
私の場合、一度見て「ここだ」と感じた場所があったのでその場で決めることができました。
次に墓石の種類。
御影石しか知らなかったのですが、あまりの種類の多さに驚きました。
黒い石やピンク、赤い石、そして産地も様々です。
やはり国産の石は硬くて良いらしいのですが、中国産の石と比べて断然高価です。
ここは全く知識のない私には決めることができず、後に一緒にお墓に入る母親に決めてもらいました。
決めたのは、中の下といったところのきめの細かい御影石でした。
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最後に彫ってもらう文言です。
霊園で下見したところ、「○○家」というよく見るものより愛とか心といった文字を刻むものが多く、中には生前の趣味がわかるような絵が彫られているものもありました。
父親も大事にしていた趣味があったのでそれも良いかと思ったのですが、宗派で使われるものをきざむことにしました。
それと、どうしても父が好きだった花をデザインしたいと母親に頼み、花と文字を自分でデザインして配置したものを墓石屋さんにお願いすると、快く受けてくれました。こうして漸くお墓が完成しました。
毎月の月命日にはお墓参りに出かけています。
